三河もめんブックカバー1,188円~1,512円

伝統の三河もめん製のブックカバーです。文庫・新書・四六サイズが揃いました。
日本への木綿(綿のタネ)の伝来は、平安初期(西暦799年)に三河の国天竺村(現在の愛知県西尾市)に漂着した崑崙人(現在のインドシナ)がもたらしたものが最初だということです。そのためか、この地方は木綿の栽培が盛んで、江戸時代には「三白木綿」として全国的に人気を博しました。明治期に入り、さらに西洋の技術を取り入れながら、伝統を守り続けてきたのが「三河もめん」(またの名を「三河縞」)です。この三河もめんで作られたのがこの「三河もめんブックカバー」です。どこか懐かしく、暖かい印象の、これぞ『和』という雰囲気は、こうした伝統があってのことなのかもしれません。
三河もめんブックカバーは文庫と新書に加え、四六サイズがあります。文庫・新書のデザインは三河縞を全面に使ったものが3種類。紺地に三河縞を中央に貼りアクセントにしたデザイン3種類の、都合6種類。四六は縞柄が3種類です。どれも折返し式ですので、厚さ異なる本にもぴったりフィットします。裏地には不織布をつかっています。
メーカーは三河もめんの本場愛知県蒲郡市の酒岩織布。明治38年創業の老舗です。
●文庫・新書は2つのライン
文庫・新書のデザインバリエーションは、三河縞の生地を全面に使ったものと、紺地の木綿のセンターに三河縞を横に使って貼り、アクセントにしたデザインのものがあります。縞の生地そのものは同じなのですが、ずいぶん印象が違います。
●四六(単行本)は3種類の縞柄
四六サイズのバリエーションは、文庫・新書サイズとは趣の異なる3種類の縦縞です。<仁>は、きなりのベージュ地にえんじ、からし、青、黒の縞。<保>は横糸に黒のネップヤーンを折り込んだシックな茶系。<遍>は紺地に2.5cm間隔でカラシ色の1本筋、目立たない茶の3本縞が入った背広地のような柄です。
●折返し式
三河もめんブックカバーは折返し式。本の厚みに応じてアジャストできます。本の厚みはおおむね文庫、新書は25mmまで、タテのサイズは文庫ではハヤカワ文庫トールサイズ(157mm)、新書ではNONブックス(175mm)までOKです。ってことはほとんどすべての文庫/新書で大丈夫ってことですね。
四六版の本は、ソフトカバーですと天地188mmですが、195mmほどあるハードカバーにも対応するサイズで、最も一般的な単行本にジャストフィットします。本の厚みは30mmまで。30mmを超えても使えますが、たすきが折返しに届きません。まぁ、折返し部分を栞として使うっていう手もあるんですが。
お客様の声三河もめんブックカバー
H.Y様(48・男性・文筆業・沖縄県浦添市)2010-03-11
独特の風合いが手になじみ、見た目も非常にいいです。ブックカバーは、厚みによって素材を換えたほうがいいと思うのですが、このカバーは、カバーそのものが柔らかくて比較的薄手なので、本はやや厚くてひとりで立つぐらいのほうがいいのではないか、と思います。この辺は、気に入った柄で素材の違うものを二、三種試してみると、自然に、この本にはこのカバーが使いやすい、というのが分かってくると思います。こういう和柄のカバーは意外に少ないので、シックでいいと思います。
K.K様(20代・男性・学生・山梨県都留市)2010-03-11
布製のブックカバーはぶかぶかしやすいというのが相場ですが、このブックカバーは内側の不織布のお陰で本がずれず、大変使いやすいです。カバーの内側が合皮やビニールの場合に、本の表紙がくっついたりするかもしれないといった心配もなく、加えて、洗濯ができるというのもポイントです。欲を言えば、栞紐がついていても良いかなと思いました。